20世紀日本人名事典 「佐藤了」の解説
佐藤 了
サトウ リョウ
昭和・平成期の生化学者 大阪大学名誉教授。
- 生年
- 大正12(1923)年9月11日
- 没年
- 平成8(1996)年1月12日
- 出生地
- 東京・原宿
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学理学部化学科〔昭和20年〕卒,名古屋大学大学院理学研究科生物化学専攻博士課程修了
- 学位〔年〕
- 理学博士〔昭和26年〕
- 主な受賞名〔年〕
- 松永賞(昭40年度)「チトクロームの生理的機能の研究」,東レ科学技術賞(昭51年度)「ミクロゾーム電子伝達系の生化学的研究」,高松宮妃癌研究基金学術賞(昭57年度)「チトクロームP‐450の発見 チトクロームP‐450の誘導的合成の発見」,日本学士院恩賜賞〔昭和60年〕「ミクロソームの複合酵素添加酵素系に関する研究」,勲二等瑞宝章〔平成5年〕
- 経歴
- 昭和26年金沢大学助教授、32年大阪大学助教授を経て、34年蛋白質研究所教授。この間、28年スウェーデン医学ノーベル研究所、ペンシルベニア大学へ留学。55年から米国生化学学会名誉会員。37年に発表した酵素「P450」の研究により、60年恩賜賞・学士院賞を受賞。62年退官し、名誉教授に。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報