何せん(読み)なにせん

精選版 日本国語大辞典 「何せん」の意味・読み・例文・類語

なに【何】 せん

  1. ( 「なにかはせむ」の意 ) 一つ事柄が全く役に立たない、という判断を表わす。何にしよう。何の役にも立たぬ。
    1. [初出の実例]「恋ひ死なむ後は何為牟(なにせム)生ける日のためこそ妹を見まく欲りすれ」(出典万葉集(8C後)四・五六〇)
  2. 何をしよう。
    1. [初出の実例]「よにあさましき所をさへ、なにせん、かせんと、罵りのろひければ」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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