何ぞや(読み)ナゾヤ

デジタル大辞泉 「何ぞや」の意味・読み・例文・類語

なぞ‐や【何ぞや】

[連語]連語「な(何)ぞ」+係助詞「や」》
どうしたことだろう。なんだろう。
「かからぬ世にも経べき身を、―」〈かげろふ・上〉
(副詞的に用いて)
疑問の意を表す。どうして…か。なぜ…か。
浅茅生あさぢふに今朝おく露の寒けくにかれにし人の―恋しき」〈詞花・恋下〉
反語の意を表す。どうして…か。
「大方は―わが名の惜しからむ昔の妻と人に語らむ」〈後撰・恋一〉

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精選版 日本国語大辞典 「何ぞや」の意味・読み・例文・類語

なんぞ【何ぞ】 や

  1. 何としたことか。どうしたことか。何ということか。強い疑問から相手をとがめる意で用いる。
    1. [初出の実例]「爰日本俗云南天竺何哉(ナンソヤ)」(出典:文明本節用集(室町中))

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