何時とも分かず(読み)イツトモワカズ

デジタル大辞泉 「何時とも分かず」の意味・読み・例文・類語

何時いつともか◦ず

いつとも限らず。いつでも。
「いそふりの寄する磯には年月を―◦ぬ雪のみぞふる」〈土佐

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 夕月夜 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「何時とも分かず」の意味・読み・例文・類語

いつ【何時】 とも 分(わ)かず

  1. いつといって区別することもない。いつというきまりもない。いつでも。
    1. [初出の実例]「夕月夜(ゆふづくよ)さすや丘べの松の葉のいつともわかぬ恋もするかな〈よみ人しらず〉」(出典古今和歌集(905‐914)恋一・四九〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android