余所に聞く(読み)よそにきく

精選版 日本国語大辞典 「余所に聞く」の意味・読み・例文・類語

よそ【余所】 に 聞(き)

① 遠くはなれて聞く。無関係な者として聞く。
万葉(8C後)四・五九二「闇の夜に鳴くなる鶴の外(よそ)のみに聞きつつかあらむ逢ふとはなしに」
② 聞えないふりをする。
浮世草子西鶴織留(1694)一「少しの事に機嫌わるく、用いふ事も余所(ヨソ)に聞せ大勢の人をつかへる甲斐はなし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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