余有る(読み)あまりある

精選版 日本国語大辞典 「余有る」の意味・読み・例文・類語

あまり【余】 有(あ)

  1. 余分がある。残りがある。
  2. (イ) (…しても)まだ及ばない。…しきれない。
    1. [初出の実例]「ももしきや古きのきばのしのぶにも猶あまりある昔なりけり〈順徳院〉」(出典:続後撰和歌集(1251)雑下・一二〇五)
  3. (ロ) 余裕が残る。十分である。
    1. [初出の実例]「武門に生るると、もはや主のために命を捨(すて)ねばならぬといふ事を合点しているうへは、武の道にあまりあり」(出典随筆独寝(1724頃)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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