余矢(読み)ヨシ

デジタル大辞泉 「余矢」の意味・読み・例文・類語

よ‐し【余矢】

1から、ある角の正弦を減じたもの。1-sinAを角Aの余矢という。和算八線表とよぶ三角関数表にみえる。

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精選版 日本国語大辞典 「余矢」の意味・読み・例文・類語

あまり‐や【余矢】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 射残した矢。残りの矢。
  3. 目的物を射ぬいてなお飛ぶ矢。
    1. [初出の実例]「真たた中を射抜て〈略〉あまり矢(ヤ)、向ひの尾に遊びし大石半九郎が右の肩骨より心もと迄箆深(のぶか)にたちまち絶入(せつじゅ)して」(出典浮世草子武道伝来記(1687)六)

よ‐し【余矢】

  1. 〘 名詞 〙 一と角の正弦との差。l-sinθ を角θの余矢という。→八線表。〔工学字彙(1886)〕

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