例刻(読み)れいこく

精選版 日本国語大辞典 「例刻」の意味・読み・例文・類語

れい‐こく【例刻】

〘名〙
① 例の時刻。いつもの時刻。定められている時刻。
※雑俳・不断桜(1703)「例刻にのむは仕着せの徳利酒
金銭・性器・性行為など、はっきり口に出して言いにくい物事や場所をさしていう語。あのこと。例のもの。例のところ。
※雑俳・川柳評万句合‐宝暦一二(1762)満二「のも山もれいこくと来ちゃぞくぞくし」

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デジタル大辞泉 「例刻」の意味・読み・例文・類語

れい‐こく【例刻】

いつものきまった時刻。「例刻に待ち合わせる」
金銭や性のことなど、はっきり口に出して言いにくい物事をさしていう語。あのこと。例のもの。
「いいにや、今まではなしごゑがしたっけ。大かた―だらう」〈洒・軽井茶話〉

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普及版 字通 「例刻」の読み・字形・画数・意味

【例刻】れいこく

定刻

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