侍冥利(読み)サムライミョウリ

デジタル大辞泉 「侍冥利」の意味・読み・例文・類語

さむらい‐みょうり〔さむらひミヤウリ〕【侍冥利】

侍冥加さむらいみょうが」に同じ。
武士が誓うときのことば。必ず。決して。
「―偽りなし」〈浄・大磯虎〉

さぶらい‐みょうり〔さぶらひミヤウリ〕【侍冥利】

侍冥利さむらいみょうり」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「侍冥利」の意味・読み・例文・類語

さぶらい‐みょうり さぶらひミャウリ【侍冥利】

〘名〙
① 武士として神仏から受ける加護。武士であることの幸福。さぶらいみょうが。さむらいみょうり。
② (転じて、神仏の加護を受けている武士の身としての意から) 武士が誓うときのことば。どんなことがあっても必ず、決して、の意。さむらいみょうり。
浄瑠璃舎利(1683)二「弓矢八幡侍(サフラヒ)みゃうり、父しゃうれうもせうらんあれ」

さむらい‐みょうり さむらひミャウリ【侍冥利】

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