侍烏帽子(読み)サムライエボシ

デジタル大辞泉 「侍烏帽子」の意味・読み・例文・類語

さむらい‐えぼし〔さむらひ‐〕【侍×帽子】

折烏帽子のこと。多く武士が日常使用したことによる。武家烏帽子。さぶらいえぼし。

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精選版 日本国語大辞典 「侍烏帽子」の意味・読み・例文・類語

さむらい‐えぼしさむらひ‥【侍烏帽子】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 折烏帽子の一種。多く武士のかぶったもので、行動しやすいように折りたたんだもの。〔随筆貞丈雑記(1784頃)〕
    1. 侍烏帽子<b>①</b>
      侍烏帽子
  3. 紋所の名。図案化したもの。

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世界大百科事典(旧版)内の侍烏帽子の言及

【烏帽子】より

…立烏帽子は一般に堂上家に用いられ,地下(じげ)は使用しなかったが,白丁(はくちよう),退紅(たいこう)などは一種の立烏帽子をかぶった。(2)折烏帽子(おりえぼし) 立烏帽子の上部がくずれ折れた形の形式化したものを称したが,このなかに風折烏帽子(かざおりえぼし)と侍烏帽子(さむらいえぼし)をも含めている。風折烏帽子というのは名の示すように烏帽子の峰が左右いずれかへ折れた形であり,侍烏帽子はとくにその峰の折れ方が複雑になった一定形式のものをいった。…

※「侍烏帽子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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