…大型前方後円墳の周囲にある陪冢(ばいちよう)にも,器物をのみ納めた例が検出されているので,殉死者を埋葬しているものと断定できない。【和田 萃】 武士の社会では,戦場で主君が討死したような場合に従者らが切腹してあとを追い,死後の世界まで随行しようとすることは早くからあり,追腹(おいばら)あるいは供腹(ともばら)とよばれた。しかし主君の病死にまで追腹を切った例は,1392年(元中9∥明徳3)管領細川頼之に対する三島外記の場合を記録した《明徳記》に〈前代未聞の振舞〉とあるように,特異なできごととみなされていた。…
※「供腹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...