依馬郷(読み)えまごう

日本歴史地名大系 「依馬郷」の解説

依馬郷
えまごう

和名抄」諸本にみえる郷名。訓を欠くがエマであろう。天平勝宝七歳(七五五)一〇月の緋帳緋紐の銘文(正倉院宝物銘文集成)に「伊豆国田方郡依馬郷委文連大川調緋狭壱匹」とある。現伊豆長岡いずながおか南江間みなみえま・北江間付近に比定される(大日本地名辞書)。付近には大北おおきた横穴群・大師山たいしやま横穴群などがあり、大北横穴群二四号横穴からは「若舎人」と刻書された石櫃が発見された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む