日本歴史地名大系 「保福島村」の解説 保福島村ほふくじまむら 静岡県:焼津市保福島村[現在地名]焼津市保福島小土(こひじ)村の西に位置し、瀬戸(せと)川が村の中央部を北東流する。志太(しだ)郡に属し、西は郡(こおり)村(現藤枝市)、南は築地(ついじ)村(現同上)。天文二〇年(一五五一)七月一五日の今川義元判物写(臨済寺文書)によれば、義元は臨済(りんざい)寺(現静岡市)に「益頭庄内保福嶋」などを寄進しており当地からの上納分は米四三石、代三六貫四三〇文であった。元亀四年(一五七三)一〇月二一日、武田氏は神尾左近丞に「宝福島之内 九貫文」を宛行っている(「武田家朱印状写」判物証文写)。寛永一九年(一六四二)の田中領郷村高帳に村名がみえ、高三一四石余、田中藩領。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by