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不浄門 フジョウモン

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デジタル大辞泉の解説

ふじょう‐もん〔フジヤウ‐〕【不浄門】

江戸時代、武家屋敷などで、死者・罪人や下肥(しもごえ)などを運び出すために裏手に設けたくぐり門。いみもん。

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大辞林 第三版の解説

ふじょうもん【不浄門】

江戸時代、大名・旗本などの屋敷の練り塀に設けた、戸板一枚ほどのくぐり門。糞尿汲み取り人や死者・罪人などを出入りさせる門。いみもん。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

不浄門
ふじょうもん

城門を分類する場合、その位置や建築の形態によるもののほかに、特殊な使用面からもみることができる。不浄門はこの例で、罪人や死人を城外に送り出す際に使う箇所である。忌門(いみもん)ともいい、糞尿(ふんにょう)の搬出口でもあった。城郭だけでなく藩主の館(やかた)などでも、罪人、死人は城門から出さず、多くは裏門の脇(わき)の目だたぬ場所に簡単な木戸を設けた。
 江戸城では、平川(ひらかわ)(河)門を入ると桝形(ますがた)内の北西に、普段は閉じたままの脇門(形態は高麗(こうらい)門)があった。現存するこの門が一名不浄門である。城中松の廊下で刃傷を起こした浅野内匠頭(たくみのかみ)や、山村座の役者生島(いくしま)新五郎との情事が発覚した大奥女中絵島(えじま)が、この門をくぐったという。なお糞尿はこの門外から舟で葛西(かさい)村へ運んだ。[稲垣史生]

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