保税上屋(読み)ホゼイウワヤ

デジタル大辞泉 「保税上屋」の意味・読み・例文・類語

ほぜい‐うわや〔‐うはや〕【保税上屋】

外国貨物保税のまま積み下ろし、一時的に保管しておくことができる場所として、税関長が許可した施設保税地域の一。現在は、保税蔵置場という。

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精選版 日本国語大辞典 「保税上屋」の意味・読み・例文・類語

ほぜい‐うわや ‥うはや【保税上屋】

〘名〙 保税地域の一つ外国から輸入した貨物を積み下ろし、運搬し、または一時的に蔵置することができる場所として税関長が許可した建物

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世界大百科事典(旧版)内の保税上屋の言及

【貿易】より

… 上屋(うわや)shed運送途中の貨物を短期間保管する仮置場のこと。たとえば保税上屋は,関税の徴収を一時留保された輸入貨物を搬出入し,または一時的に蔵置きするための上屋をいう。 オファーoffer貿易取引において通常,売手である輸出業者が相手先の輸入業者に対し,見本やカタログあるいは価格表などを送付して売り申込みをすることをいう。…

【保税制度】より

…こうした関税徴収を一時留保し,保管,展示,加工,製造,運送などを行いうる制度を保税制度という。 日本では,指定保税地域,保税上屋,保税倉庫,保税工場,保税展示場が保税地域として認められている。指定保税地域と保税上屋は,ごく短期的な蔵置の場所であり,輸出入の通関手続等を迅速かつ簡便に行うために設けられる。…

※「保税上屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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