知恵蔵 「保険の窓販」の解説 保険の窓販 保険の窓口販売を略して、このように呼ぶ。保険募集を行う者については日本では登録制とされており、登録拒否要件に該当しない限り、保険募集人となることが認められているが、銀行等については、過去においては保険募集をその業務とすることは認められていなかった。 しかし、近年、規制緩和の流れの中で、銀行等にも保険募集を業務とすることが、徐々に認められてきた。これがいわゆる保険の窓販の解禁といわれるものである。以下、21世紀に入ってからの銀行等の保険の窓販の解禁を簡単に列挙してみる。 2001年4月1日、住宅ローン関連信用生命保険、長期火災保険、債務返済支援保険、海外旅行障害保険、の窓販が解禁。 02年10月1日、個人年金保険、財形保険、年金払積立傷害保険、財形傷害保険の窓販が解禁。 05年12月22日、一時払終身保険、一時払養老保険、保険期間10年以下の平準払養老保険(法人契約を除く)、貯蓄性の生存保険、積立傷害保険、個人向賠償保険等、積立火災保険等の窓販が解禁。 07年12月22日、定期保険、平準払終身保険、長期平準払養老保険、医療・介護保険、自動車保険、団体火災保険等、事業関連保険、団体傷害保険等の窓販が解禁。 (吉川満 (株)大和総研常務理事 / 2008年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by