信夫町(読み)しのぶまち

日本歴史地名大系 「信夫町」の解説

信夫町
しのぶまち

[現在地名]米沢市信夫町・西大通にしおおどおり一―二丁目・成島町なるしままち三丁目

猪苗代片いなわしろかた町の北、成島町東の中・下級家臣屋敷町。おお町からの越後街道に沿う両側町。東は堀立ほつたて川を限るが、同川際には重臣岩井家下屋敷が配置される。また中ほどに龍言りゆうげん寺が配置されていたので、同寺一帯を龍言寺町とも称した(享保一〇年城下書上)町名は寛文四年(一六六四)上杉家が一五万石に減封されたのち陸奥信夫郡から来住した家臣が居住したからといわれる。享保一〇年(一七二五)の城下書上によれば町の長さ六町一〇間・道幅七間・屋敷数六三。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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