しなの‐たろう‥タラウ【信濃太郎】
- 〘 名詞 〙
- ① 夏の雲を人名のように表現して親しんでいう語。
- [初出の実例]「雪種ねの土用干也信濃太郎」(出典:雑俳・かぐや姫(1716‐36))
- ② 毛虫のこと。
- [初出の実例]「髯虫 けむし〈略〉又武州の内にて毛虫の異名、信濃太郎といふ所多し。其心は六月信濃の方に出る雲をしなの太郎と云。此虫の黒き形、其雲に似たる故に名つくとぞ」(出典:物類称呼(1775)二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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