信陽遺跡(読み)しんよういせき(その他表記)Xin-yang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「信陽遺跡」の意味・わかりやすい解説

信陽遺跡
しんよういせき
Xin-yang

中国河南省信陽県北西部にある東周から漢代にかかる墳墓群。 1924年裘善元,W.ビショップらが発掘調査した王墳窪 塼墓と擂鼓台 塼墓は,中国において中国人が最初に調査した墳墓として考古学史上重要なものである。いずれも地下に構築された 塼室墓羨道および墓室から成る。青銅鼎足,陶質の洗,ほう,大泉,五銖銭,鉄斧,鏡などが両墳墓から出土し,いずれも後漢の墓と考えられる。また,56年には長台関付近で,楚の墓と考えられる春秋末期の木槨墓が発見された。槨室は東西 8.44m,南北 7.58mで,内には2重の棺が置かれていた。青銅器,玉器,車馬具,武器,木器,陶器などの多くの副葬品が出土し,前 525年の事件を記す鐘や,漆塗りの鎮墓獣が注目される。

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