大泉(読み)おおいずみ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大泉
おおいずみ

山梨県北西部,北杜市北部の旧村域。八ヶ岳の南斜面にある。 1889年西井出村と谷戸村が合体して大泉村が成立。地名は両村の境にある大湧水にちなむ。 2004年明野村,須玉町,高根町,長坂町,白州町,武川村と合体して北杜市となった。標高 800m以上の高冷地にあるが,耕地は 1100m付近まで広がっており,水田も多い。米作のほか,高冷地野菜の栽培,酪農などが行なわれ,冷水を利用したニジマスの養殖も普及。また美し森,天女山などの景勝地があり,観光地,避暑地として開発が進んでいる。美し森の大ヤマツツジは国の天然記念物。また国指定史跡に谷戸城跡,縄文期の遺構金生遺跡がある。八ヶ岳中信高原国定公園に属する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大泉
おおいずみ

山梨県北西部、北巨摩郡(きたこまぐん)にあった旧村名(大泉村(むら))。現在は北杜(ほくと)市の北部中央を占める一地区。2004年(平成16)須玉(すたま)町、高根(たかね)町、長坂(ながさか)町、白州(はくしゅう)町、明野(あけの)村、武川(むかわ)村と合併、市制施行して北杜市となる。旧村域は、八ヶ岳(やつがたけ)の南麓(なんろく)に位置し、集落は標高800~1200メートルにある。北境は赤岳に及ぶ。中央をJR小海(こうみ)線が走り甲斐(かい)大泉駅(標高1150メートル)がある。米作、養蚕を主体とする農村であったが、八ヶ岳山麓の観光地化とともに、高原野菜、花卉(かき)栽培、畜産へ転換されている。また、甲斐大泉駅付近は第二次世界大戦後に開拓地として開かれた所であるが、現在では観光施設や旅館が並ぶ。北部は八ヶ岳中信高原国定公園域。八ヶ岳公園道路が走り、別荘や宿泊施設などが増加している。金生遺跡(きんせいいせき)(縄文時代)、谷戸城跡(やとじょうあと)は国史跡。「美森の大ヤマツツジ(うつくしもりのおおやまつつじ)」は国の天然記念物に指定されている。[横田忠夫]
『小池信繁編『大泉村史 概説・続編』(1948、1956・大泉村)』

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