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塼室墓 せんしつぼ

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大辞林 第三版の解説

せんしつぼ【塼室墓】

塼を用いて墓室の壁・床・天井などを築いた墓。中国漢代に始まり、古代朝鮮にも及んだ。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

せんしつぼ【塼室墓】

死者を埋葬するとき,塼を用いて墓室を構築したもの。中国では前漢時代の中原地方で,貴重な木材にかえて空心塼(粘土板を箱形に貼りあわせて板や柱の形につくる大型塼)を組み立てた墓室が多くつくられた。前漢中期以降,地上の居室と同じような空間を地下につくる意図が流行し,墓室の空間が拡張する。三角形など墓室の構造にあわせた空心塼が登場するが,結局小塼の利用によって空心塼墓はすたれる。小塼は煉瓦のような長方塼で,ドーム式やアーチ式の高い天井を築くことが可能であることから,中国全域に普及し,以来近世まで墓の構造材として長く使われた。

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