日本歴史地名大系 「倉知村」の解説 倉知村くらちむら 岐阜県:関市倉知村[現在地名]関市倉知・向山町(むこうやまちよう)・桐谷台(きりやだい)一―三丁目・四季(しき)ノ台(だい)・前山町(まえやまちよう)津保(つぼ)川の両岸に位置する。武儀(むぎ)郡に属し,北は関村、南は各務(かかみ)郡須衛(すえ)村(現各務原市)。鞍智・倉地・鞍知とも記す。延文四年(一三五九)一〇月二二日の足利義詮袖判下文案(佐々木文書)に「美濃国鞍智郷一方」とみえ、同三年に佐々木秀氏から佐々木孫童子丸に譲られた地頭職が安堵されている。応永一〇年(一四〇三)には佐々木高光の領知を認め、長享二年(一四八八)には佐々木大膳大夫(京極政経)に「吉田郷鋳物師屋除同名鞍智分・鞍智郷除同分」の領知が安堵されており(同年四月二五日「室町幕府奉行人連署奉書案」同文書など)、鞍智郷は京極佐々木氏の支配下にあった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by