デジタル大辞泉
「関市」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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かん‐しクヮン‥【関市】
- 〘 名詞 〙 関所と市場。多くの人や貨物が往来、集合する所。〔令義解(718)〕〔孟子‐梁恵王下〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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関市
せきし
面積:一〇三・三〇平方キロ
県中央部の南寄りに位置し、東は加茂郡富加町・坂祝町、美濃加茂市、南は各務原市、西は岐阜市、北は美濃市・武儀郡武儀町・武芸川町に接する。西部を長良川が南流し、同川と東から西へ曲流する津保川が市南西部で合流する。総面積の四三パーセントを山地が占めるが、市中央の関盆地を中心に平地も多い。市南部の山地は各務山塊の北域で、向山(三一〇メートル)・迫間山(三〇七メートル)の峰々が続く。北部には和良山地南端の低い山地があり、西部には汾陽寺山系・山県山系が延び、その末端となる小丘陵が盆地内に切れ切れに連なる。市街北東部に安桜山(一五二メートル)がある。市西部から津保川沿いに根尾断層線が通り、平地部は洪積世に形成された市南東の加茂野台地と関盆地とからなる。関盆地は吉田沖(大字黒屋)の高位面を中心に、その周辺の中・低位面からなり、津保川・長良川による浸食で、河岸段丘が各地にみられる。また、岐阜市芥見付近の長良川が先行谷を形成するため川中島である保戸島は洪水を受けやすい。若干の内陸性を帯びた太平洋岸気候に属し、夏期は摂氏三五度以上、冬期はマイナス五度以下の日は少ない。
明治四四年(一九一一)に岐阜―関―美濃間に電車(現名鉄美濃町線)が開通、大正一二年(一九二三)太田(現美濃加茂市)―関―美濃間に国鉄越美南線(現長良川鉄道)が開通。国道一五六号(郡上街道)は市域西部を通過し、小屋名で分岐した主要地方道関―金山線(津保街道)が市街地を貫通する。市街地からは国道二四八号(太田街道)・県道関―坂祝線(勝山街道)などが延びる。昭和六一年(一九八六)に東海北陸自動車道が部分開通し、倉知に関インターチェンジが開設された。中世より刀剣・刃物業が発達し、今日も地場産業となっており、同六二年の全国対生産比は包丁五九パーセント、ナイフ七三パーセント、理髪用刃物七八パーセント、鋏三六パーセント。
〔原始・古代〕
赤土坂遺跡では県下で二番目の旧石器が発見され、ナイフ形石器・彫器・掻器・礫器などが確認された。向中野(美濃市域にも及ぶ)・日吉神社・松ヶ洞などの各遺跡でも旧石器が出土。縄文遺跡は千疋の塚原遺跡、小瀬の一ノ門遺跡・高井坪遺跡などが知られる。早期から後期にわたる塚原遺跡の中心は中期で、昭和六二年の発掘調査によって早期の屋外炉六、中期の住居跡一七・掘立柱建物跡一九を確認。弥生遺跡は東黒屋・中池西・観音裏山など吉田沖周辺に多く、ほかに山王山・重竹・大杉・西神野・向中野などにもある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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関〔市〕
せき
岐阜県中南部,長良川とその支流板取川,武儀川,津保川などの流域に広がる市。北部で福井県に接し,市域は U字状をなす。1889年関村が町制。1921年吉田村と合体。1943年瀬尻村と倉知村,1948年田原村の一部,1949年富岡村の一部をそれぞれ編入。1950年千疋村,田原村を編入して市制。1951年下有知村,1954年富野村,1955年小金田村,1956年南武芸村の一部をそれぞれ編入。2005年には洞戸村,板取村,武芸川町,武儀町,上之保村の 2町 3村を編入した。古くから日本刀の鍛冶地として著名で,関鍛冶 (→関物) の名で知られる。刀工として孫六兼元,兼吉,兼定らが隆盛をきわめた。明治期に入りナイフ,かみそりの刃,はさみを生産。近年は金属洋食器,厨房品などを生産する。森林が大部分を占めるため,林業が盛ん。農業は米作のほか,サトイモ,キーウィフルーツ,シイタケ,チャ (茶) などの栽培が行なわれる。弥勒寺跡 (国指定史跡) のほか,多数の国指定重要文化財を有する新長谷寺,塚原遺跡など古社寺,旧跡も多い。市域の一部は奥長良川県立自然公園に属する。長良川鉄道,国道156号線,248号線,256号線,418号線が通り,東海北陸自動車道のインターチェンジがある。面積 472.33km2。人口 8万5283(2020)。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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普及版 字通
「関市」の読み・字形・画数・意味
【関市】かん(くわん)し
関所と市場。〔孟子、梁恵王下〕關市は
(き)(あらため)して征(課税)せず。澤梁は禁無く、人を罪するに孥(ど)(家人に連坐)せず。字通「関」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の関市の言及
【通行税】より
…なお日本については,〈[関銭]〉〈[勝載料]〉〈[山手]〉〈[河手]〉等の項目で個別に説明してあるので参照されたい。
[中国]
儒教の経典《周礼(しゆらい)》には関市(かんし)の賦(ふ)として入市税と関津通行税をあげるが,その具体的事例は先秦では証明できない。前漢武帝の時代,関所,辺境の要所で通過者から通行税を徴収した記録があるが,それはむしろ臨時的処置と解されている。…
※「関市」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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