個々(読み)ここ

精選版 日本国語大辞典 「個々」の意味・読み・例文・類語

こ‐こ【個個・箇箇】

  1. 〘 名詞 〙 一個一個。ひとつひとつ。ひとりひとり。おのおの。
    1. [初出の実例]「鈔に又まうさく、あらゆる所の仏法の趣き、ここゑんじゃうの道すぐに、今に絶えせぬ跡とかや」(出典:車屋本謡曲・東岸居士(1423頃))
    2. 「個々の病人、個々のケースが医者にとっては問題なのである」(出典:『明暗』論(1952)〈唐木順三〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android