精選版 日本国語大辞典「病人」の解説
びょう‐にん ビャウ‥【病人】
※三代格‐一二・寛平八年(896)閏正月一七日「事須下看督近衛等巡二撿京中一之日有レ見二路辺病人孤子一者、随便令上レ取二送院并東西悲田一」 〔荀子‐法行〕
やもうど やまうど【病人】
〘名〙 (「やまいびと(病人)」の変化した語) 病気の人。病気にかかっている人。びょうにん。
※御伽草子・高野物語(室町末)「ますかみくりてうめきしは、ただやまうどにことならず」
やまい‐びと やまひ‥【病人】
〘名〙 病気にかかっている人。びょうにん。やまいと。やまいもの。
※落窪(10C後)二「よきわざしていそぎしたるは、世の笑はれぐさなれば、やまひ人になりぬべく歎く」
やまい‐と やまひ‥【病人】
〘名〙 (「やまいど」とも) 病人。
※玉塵抄(1563)三「老よりきわまってやまいとの如なとわれと云たぞ」
やまうど【病人】
〘名〙 ⇒やもうど(病人)
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