偽心材(読み)ぎしんざい

精選版 日本国語大辞典 「偽心材」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐しんざい【偽心材・擬心材】

  1. 〘 名詞 〙 辺材からなる木材うち、病的な原因によって、心材のように赤味がかった色調を示しているもの。橅(ぶな)白樺(しらかば)、楓(かえで)などに見られる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

世界大百科事典(旧版)内の偽心材の言及

【木材】より

…中心部分に心材色がなく,水分差だけがあるときは熟材と呼ぶことがある。また,病害などの影響で中心部が濃色になったものを偽心材と呼ぶ。
[材質]
 幹の形は一般に長い円錐形または砲弾形であり,下から上への細りの少ないものを完満材(うらぶとり材),細りの著しいものを梢殺材(うらごけ材)という。…

※「偽心材」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android