偽礫(読み)ぎれき(その他表記)pseudoconglomerate

最新 地学事典 「偽礫」の解説

ぎれき
偽礫

rip-up clast

堆積物や堆積岩中に含まれる泥質堆積物からなる礫サイズ粒子の総称マッドクラストともいう。一般に不定形で,粒径,淘汰度,円磨度,内部構造などはさまざまである。未固結〜半固結の泥質堆積物が起源であり,形成メカニズムとしては,①泥質堆積物の侵食による同時礫やリップアップクラスト,②液状化による泥質堆積物の変形,③乾裂により形成された泥質薄層の破片,あるいは④海底斜面の崩壊による泥質岩塊など多様である。

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関連語 松田

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「偽礫」の意味・わかりやすい解説

偽礫
ぎれき
pseudoconglomerate

水による浸食あるいは混濁流によって生じた,未固結の泥岩などの堆積物の岩片が,ほぼ同時期の堆積物中に取込まれて状になっているもの。水中の運搬時に岩片表面のかどが取れて,円礫状になることが多いが,不規則な形をとることもある。混濁流堆積物中に特徴的にみられる。

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改訂新版 世界大百科事典 「偽礫」の意味・わかりやすい解説

偽礫 (ぎれき)

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世界大百科事典(旧版)内の偽礫の言及

【乱堆積】より

…変形がさらに進むと,上の岩片が下の層中に取り込まれてしまい,一種の偽団塊を形成する。(3)偽礫 数cmから数十mの礫状のシルト岩,地層の塊などが,砂岩または砂混じりのシルト岩の中に不規則に入っているもの。成因としては,同時浸食によって周囲にあった未凝固の地層が削り取られ層間礫として取り込まれたものか,または地すべりによって未凝固泥質層が崩壊して砂層中に取り込まれたものと考えられている。…

※「偽礫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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