傍聞(読み)かたえぎき

精選版 日本国語大辞典 「傍聞」の意味・読み・例文・類語

かたえ‐ぎきかたへ‥【傍聞】

  1. 〘 名詞 〙 かたわらにいて、人の会話を聞くこと。人の話をそばで聞くともなしに聞くこと。
    1. [初出の実例]「そうすると猶々むづかしくなるが、としきりに気をもむ其風情。傍聞(カタヘギキ)するお由は更なり」(出典人情本春色梅児誉美(1832‐33)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む