傘型発電機(読み)かさがたはつでんき(その他表記)umbrella type generator

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「傘型発電機」の意味・わかりやすい解説

傘型発電機
かさがたはつでんき
umbrella type generator

立軸型水車発電機の一種。低速度 (250rpm程度以下) ,大容量機に適する。垂直な軸に回転子と水車がついており,スラスト軸受で支えられる。スラスト軸受が回転子の下側にあるので傘型構造といわれる。組立てや据付けが容易で,機械の高さが低く起重機の吊上げ容量および吊上げ高さが小さく,また発電所建屋の建設費が節減できる,軸受の点検が容易などの長所があり,広く用いられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android