備ゆ(読み)そなゆ

精選版 日本国語大辞典 「備ゆ」の意味・読み・例文・類語

そな・ゆ【備・具・供】

  1. 〘 他動詞 ヤ行下二段活用 〙 ( ハ行下二段活用の「そなふ」から転じて、室町時代ごろから用いられた語。多くの場合、終止形は「そなゆる」の形をとる ) =そなえる(備)
    1. [初出の実例]「種々の食物を具(ソナ)ゆることぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android