備中兵乱記(読み)びつちゆうへいらんき

日本歴史地名大系 「備中兵乱記」の解説

備中兵乱記
びつちゆうへいらんき

三巻三冊

写本 岡山県総合文化センターほか

解説 天正二年一一月から同三年六月にかけて、備中松山城主三村元親とその一族が毛利勢に滅ぼされる過程を描く戦記物著者・成立年代とも不詳であるが、三村氏内情や備中の地理に詳しいところから、三村家遺臣の筆になる可能性が高い。「中国兵乱記」を引用したあともみえる。

活字本 吉備群書集成第三輯・改定史籍集覧一五・続群書類従二二―下

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android