優婆夷・優婆塞(読み)うばいうばそく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「優婆夷・優婆塞」の意味・わかりやすい解説

優婆夷・優婆塞
うばいうばそく

優婆塞はサンスクリット語ウパーサカupāsakaの音写で、在家の男性仏教信者、優婆夷はウパーシカーupāsikāの音写で、在家の女性仏教信者をいう。原義は「そば近く仕える者」で、在家信者は出家者に近づいて法話を聞き、出家者の必要な生活物資を布施して仕えるのでこのようにいう。在家信者となるには三宝(さんぼう)に帰依(きえ)し五戒を保つことが必要で、また六斎日(ろくさいにち)(毎月の8、14、15、23、29、30の各日)には八斎戒(はっさいかい)を守り、とくに身を慎むことが勧められる。優婆塞・優婆夷は、仏教教団を構成する四衆(ししゅ)、七衆(しちしゅ)のなかに数えられる。

[松田愼也]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む