日本歴史地名大系 「元亨院」の解説 元亨院げんこういん 高知県:須崎市下分村元亨院[現在地名]須崎市下分新荘(しんじよう)川南岸、通称長竹の矢谷(ながたけのやのたに)にある曹洞宗の寺で、龍吟山と号し本尊は聖観音。永正二年(一五〇五)津野元実が印宗道可を迎えて現在地より西方一〇〇メートルの地に建立したのに始まるという。天正一六年(一五八八)の津野下分郷地検帳に一反三〇代の寺中の記載があり、津野氏時代の寺領は八八石と伝える(南路志)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by