精選版 日本国語大辞典 「元曲四大家」の意味・読み・例文・類語
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…これらのきびしい制約は,逆に作品の構成を緊密にし質を高めるうえで有効にはたらき,多くのすぐれた作品を生んだ。 関漢卿の《竇娥冤(とうがえん)》《救風塵》,馬致遠の《漢宮秋》,白樸の《梧桐雨》,鄭徳輝の《倩女離魂》などはとくに名高く,この4人を〈元曲四大家〉といい,さらに雑劇中の白眉として幅広い人気をもつ《西廂記》の作者である王実甫,および喬吉を加えて〈六大家〉とする。元の鍾嗣成(しようしせい)の《録鬼簿》によれば,当時雑劇作者はおよそ150名,作品数は優に450を上回るが,うち今日に伝存するのは約150種である。…
※「元曲四大家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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