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白樸 はくぼく

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

白樸
はくぼく

「白仁甫 (はくじんぽ)」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版の解説

はくぼく【白樸 Bái Pǔ】

1226‐?
中国,元代の演劇である〈雑劇〉の代表的作者の一人。没年は1306年以降。字は仁甫,のちに太素。金の名家の出身で,詩人元好問の薫陶を幼時に受けた。一般に社会的地位の高くない元代の劇作家中,随一の名士である。もと河北の真定にいたが,元の統一後は南京に移り,生涯出仕せずに終わった。作品は《長恨歌》に取材した《梧桐雨》のほか《牆頭馬上》や《東牆記》(この作品は原作のままとは認めがたい),若干の散曲作品と詞集《天籟集》が伝わっている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

白樸
はくぼく
(1226―1312以降)

中国、元(げん)代の戯曲作家。字(あざな)は仁甫(じんぽ)。河北真定(現在の正定)に住み、父は金(きん)の枢密院判官を務めた。7歳のときモンゴル軍の侵入にあい、戦乱のなかで母を亡くしたが、詩人元好問(げんこうもん)に救われて、以後その養育のもとに成長した。世祖フビライのときに推挙されたが出仕せず、詩酒を友に一生を送った。のちに金陵(きんりょう)(江蘇(こうそ)省南京(ナンキン))に移り住んだが、晩年はまた北に戻っている。雑劇(ざつげき)、散曲(さんきょく)の作家として有名で、元曲四大家の1人に数えられる。16種知られる雑劇作品のうち、恋愛劇の秀作『牆頭馬上(しょうとうばじょう)』と、玄宗・楊貴妃(ようきひ)の悲恋を取り上げた『梧桐雨(ごとうう)』が代表作である。散曲作品のほかに詞集『天籟集(てんらいしゅう)』を残している。[傳田 章]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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