元禄絵図筑後国郡図(読み)げんろくえずちくごこくぐんず

日本歴史地名大系 「元禄絵図筑後国郡図」の解説

元禄絵図筑後国郡図(元禄国絵図)
げんろくえずちくごこくぐんず

三一一×三〇六センチ

成立 元禄一四年三月

写本 篠山神社文庫

解説 筑後国元禄国絵図の写。水域を青、郡界線を黒、道を朱で示し、郡ごとに色分けされた村形の中に村名と村高を記す。畳紙には「筑後国高都合并郡色分目録」として郡別に色分・石高総計・村数を書上げ、末尾に国全体の石高(三三万一千四九七石余)・村数(七四二)を記す。年月日の下には久留米藩主有馬中務大輔(頼元)と柳川藩主立花飛騨守(鑑任)署名がある。

複製 「福岡県史資料」第七輯に「元禄十四年筑後図」として付載されるが、原図の所蔵先などは不詳。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android