先天性胃・十二指腸疾患

内科学 第10版 「先天性胃・十二指腸疾患」の解説

先天性胃・十二指腸疾患(胃・十二指腸疾患)

概念
 胃・十二指腸上部までは前腸からの発生であり,その過程で内腔閉鎖と再疎通が起こる.この時期の障害により,先天性幽門閉鎖症,先天性十二指腸閉鎖・狭窄が起こると理解されている.それ以外の肥厚性幽門狭窄症,胃破裂については原因は不明である.胃軸捻転症および上腸間膜動脈症候群は形態の異常による.[前田貢作]
■文献
Kimura K et al: Diamond-shaped anastomosis for duodenal atresia: an experience with 44 patients over 15 years. J Pediatr Surg, 21: 1133-1136, 1986.
日本小児外科学会学術・先進医療検討委員会:我が国新生児外科の現況—2008年新生児外科全国集計—.日小外会誌,46: 101-114, 2010.
Tan KC, Bianchi A: Circumumbilical incision for pyloromyotomy. Br J Surg, 73: 399, 1986.

出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報

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