先表(読み)センピョウ

デジタル大辞泉 「先表」の意味・読み・例文・類語

せん‐ぴょう〔‐ペウ〕【先表】

《「せんびょう」とも》前ぶれ。前表ぜんぴょう
逆乱の―しきりに奏す」〈平家・六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「先表」の意味・読み・例文・類語

せん‐ぴょう‥ペウ【先表】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「せんびょう」「ぜんびょう」とも ) 事の起こる前に現われる前兆。前ぶれ。きざし。前表
    1. [初出の実例]「去七日の夜の大地震も、かかるべかりける先表(ゼンベウ)にて、十六洛叉(らくしゃ)の底までもこたへ」(出典:高野本平家(13C前)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android