逆乱(読み)ゲキラン

デジタル大辞泉 「逆乱」の意味・読み・例文・類語

げき‐らん【逆乱】

為政者などにそむいて乱を起こすこと。反乱謀反。ぎゃくらん。
保元の―に御方みかたに参りて」〈盛衰記三八

ぎゃく‐らん【逆乱】

謀反による争乱。げきらん。

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精選版 日本国語大辞典 「逆乱」の意味・読み・例文・類語

げき‐らん【逆乱】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「げき」は「逆」の漢音 ) 朝廷政府権力者などに反対して争乱を起こすこと。また、その争乱。反乱。謀叛(むほん)。ぎゃくらん。
    1. [初出の実例]「詔曰、氷上川継潜謀逆乱」(出典続日本紀‐天応二年(782)閏正月丁酉)
    2. 「保元の逆乱(ゲキラン)御方に参りて、凶徒を退け」(出典:源平盛衰記(14C前)三八)

ぎゃく‐らん【逆乱】

  1. 〘 名詞 〙 権力者に反対して争乱を起こすこと。また、その争乱。謀叛(むほん)。げきらん。
    1. [初出の実例]「彼国の、逆乱(ギャクラン)を聞くに忍びず」(出典:読本椿説弓張月(1807‐11)残)
    2. [その他の文献]〔史記‐呉王濞伝〕

さか‐みだれ【逆乱】

  1. 〘 名詞 〙 刀の刃文(はもん)一つ。乱れ刃(刃文の波うっているもの)のうち、逆に焼き入れられたものをいう。

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普及版 字通 「逆乱」の読み・字形・画数・意味

【逆乱】ぎやくらん

さからい乱れる。

字通「逆」の項目を見る

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