最新 地学事典 「光スイッチ説」の解説
ひかりスイッチせつ
光スイッチ説
Light switch theory
カンブリア紀の生物大進化を説明する仮説として,イギリスの動物学者Andrew Parkerによって1998年に提唱された。これまで生物界になかった眼が急速に進化したことで,被食・捕食が当時の生態系で加速度的に進んだ。その結果,地質学的にみて短期間のうちに,生物が防御のための棘や殻,歩行・遊泳機能をもつ肢やヒレを獲得し,外部形態の多様化が爆発的に起こった。ただし内部の体制については,カンブリア紀よりも前に各動物門ですでに完成していたとされる。
執筆者:田中 源吾
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

