兜岬(読み)かぶとみさき

日本歴史地名大系 「兜岬」の解説

兜岬
かぶとみさき

さかずき村の南、兜山の西にある岬。集塊岩が日本海に切立つ一角に兜状の奇岩が突出している。「蝦夷巡覧筆記」に「カフト崎」とみえ、「此所岩崎烽火アリ、盛根十間四方、高サ三丈」と記される。「観国録」にはカブト岬とある。板本「西蝦夷日誌」にカムイシレハ、「神岬の義也」と記される。難所で知られ、「罕有日記」に「兜岬に懸る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android