入り立ち(読み)イリタチ

デジタル大辞泉 「入り立ち」の意味・読み・例文・類語

いり‐たち【入り立ち】

ある場所に親しく出入りすること。
大将の君はいと、さしも―などし給はぬほどにて」〈蜻蛉
宮中台盤所だいばんどころに出入りを許されること。また、その人。簾中れんちゅう入り立ち。
「近う候ふ人は東の台盤所とて向かひたる方を通る。―の人々などはそれにゐる」〈たまきはる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android