台盤所(読み)ダイバンドコロ

大辞林 第三版の解説

だいばんどころ【台盤所】

台盤を置いておく所。宮中では、清涼殿内の一室で、女房の詰め所。臣下の家では、台所。 → 清涼殿
〔食事のことを取りしきる意から〕 貴人の夫人。みだいどころ。奥方。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の台盤所の言及

【清涼殿】より

…天皇が手水をつかい,食事をする室である。その南は〈台盤所〉で,天皇の食事を調進する女房の詰所である。殿上人等が詰める殿上の間に相当し,御倚子(ごいし),台盤,当番の女房の名を記した女房簡(ふだ)等が置かれている。…

【台所】より

…民家ではいろりのある居間や,土間の奥まった部分を台所と呼んでいた例が多いが,この場合も単なる厨房ではなく,表向きの客座敷に対して,内向きの日常生活の中心となる空間であった。台所という名称は鎌倉時代の貴族住宅で用いられ始めるが,その語源は平安時代の貴族住宅に設けられた台盤所(だいばんどころ)を省略したものと考えられている。台盤所は食器などを載せる大きな脚付きの台である台盤(大盤)を置く部屋で,調理を行う厨房ではなく,配膳室に似た性格のものであった。…

※「台盤所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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