入仏供養(読み)ニュウブツクヨウ

精選版 日本国語大辞典 「入仏供養」の意味・読み・例文・類語

にゅうぶつ‐くようニフブツクヤウ【入仏供養】

  1. 〘 名詞 〙 仏像寺院へ迎え入れて安置するための法会
    1. [初出の実例]「するとにうぶつくようのばんから、ばけものがでる」(出典:咄本・筆はじめ(1805)山の芋)

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世界大百科事典(旧版)内の入仏供養の言及

【供養】より

…二種供養は諸仏を供養する出纏(しゆつてん)供養と衆生に対する在纏(ざいてん)供養となる。さらに対象ごとに,死者の冥福のためにする追善供養,餓鬼のためにする餓鬼供養,虫のためにする虫供養,新しく造立した仏像,仏画,位牌に対する開眼供養,寺院や仏壇に仏像を迎える入仏供養,経文を書写して供養する開題供養,経供養,そのほか堂供養,鐘供養,橋供養などがある。 民間の例としては,2月と12月の8日に針仕事を休み折れた針や錆びた針を豆腐にさし,あるいは蘇鉄の根元に埋めてその霊を供養する針供養をはじめ人形供養,茶筅(ちやせん)供養など供養の対象が無生物にまで及んでいる。…

※「入仏供養」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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