入相の鐘(読み)イリアイノカネ

デジタル大辞泉 「入相の鐘」の意味・読み・例文・類語

いりあい‐の‐かね〔いりあひ‐〕【入相の鐘】

日暮れ時に寺でつく鐘。また、その音。晩鐘。
「智恩院の桜が―に散る春の夕べに」〈鴎外高瀬舟

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精選版 日本国語大辞典 「入相の鐘」の意味・読み・例文・類語

いりあい【入相】 の 鐘(かね)

  1. 日没のとき、寺で勤行(ごんぎょう)合図につき鳴らす鐘。また、その音。晩鐘。いりがね。いりあい。
    1. [初出の実例]「山近き入相の鐘の声ごとに恋ふる心の数は知るらん」(出典:枕草子(10C終)二四一)

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