入紙(読み)にゅうし

改訂新版 世界大百科事典 「入紙」の意味・わかりやすい解説

入紙 (にゅうし)

袋綴の本の用紙が弱かったり,虫害などで損傷した場合に,本文の袋の間に新しい紙を挟み入れて補強すること。入紙を施すには,まず綴糸を抜いて本を解体してから,原本よりも少し大きい紙を挿入し,同大表紙をつけて綴じ直す。おもに中国で発達したといわれ,中国では挿入する紙に故紙を用いることがあり,そこから珍しい資料が発見されることもあるという。また同様に解体して各葉を広げ,裏面に薄くて柔軟な紙をのりで貼りつけてから綴じ直すことを〈裏打ち〉というが,のりを用いるために虫害に注意しなければならない。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

二十四節気の一つで,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) として四季の中央におかれた中気。元来,春分は太陰太陽暦の2月中 (2月後半) のことで,太陽の黄経が0°に達した日 (太陽暦の3月 2...

春分の用語解説を読む