入訳(読み)いりわけ

精選版 日本国語大辞典 「入訳」の意味・読み・例文・類語

いり‐わけ【入訳】

〘名〙 こみいった事情。いりくんだわけ。いきさつ。いりわり。
※中華若木詩抄(1520頃)上「心には思へども、さやうの入わけを、え申さぬ也」
※付焼刃(1905)〈幸田露伴〉一「家政委曲(イリワケ)を申せば皆有る事でございますもの」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「入訳」の意味・読み・例文・類語

いり‐わけ【入(り)訳】

こみいった事情。いきさつ。子細。
「これにはちょっとした―があった」〈露伴・プラクリチ〉

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