入訳(読み)イリワケ

デジタル大辞泉 「入訳」の意味・読み・例文・類語

いり‐わけ【入(り)訳】

こみいった事情。いきさつ。子細。
「これにはちょっとした―があった」〈露伴・プラクリチ〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「入訳」の意味・読み・例文・類語

いり‐わけ【入訳】

  1. 〘 名詞 〙 こみいった事情。いりくんだわけ。いきさつ。いりわり。
    1. [初出の実例]「心には思へども、さやうの入わけを、え申さぬ也」(出典:中華若木詩抄(1520頃)上)
    2. 「家政の委曲(イリワケ)を申せば皆有る事でございますもの」(出典:付焼刃(1905)〈幸田露伴〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android