入鹿山且朗(読み)イルカヤマ カツロウ

20世紀日本人名事典 「入鹿山且朗」の解説

入鹿山 且朗
イルカヤマ カツロウ

昭和期の衛生学者 熊本大学名誉教授。



生年
明治39(1906)年3月10日

没年
昭和52(1977)年9月27日

出生地
鹿児島県

学歴〔年〕
京都帝国大学医学部〔昭和7年〕卒

学位〔年〕
医学博士

経歴
大阪市立研究所、厚生省シンガポール・スマトラ方面軍政部、厚生技官を経て、昭和24年名古屋市立大学教授、27年熊本大学教授となり、公衆衛生学担当、46年まで務め名誉教授。水俣病解明にも従事した。著書に「気候衛生学」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「入鹿山且朗」の解説

入鹿山且朗 いるかやま-かつろう

1906-1977 昭和時代の衛生学者。
明治39年3月10日生まれ。厚生技官,名古屋市立大教授などをへて,昭和27年熊本大教授。31年同大医学部水俣病医学研究班にくわわり,喜田村正次と疫学,毒物調査を担当。有機水銀中毒説を立証した。昭和52年9月27日死去。71歳。鹿児島県出身。京都帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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