全断面掘進機(読み)ぜんだんめんくっしんき(その他表記)full-size tunnelling machine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「全断面掘進機」の意味・わかりやすい解説

全断面掘進機
ぜんだんめんくっしんき
full-size tunnelling machine

切削や圧砕によって岩石を破壊し,与えられた断面全体にわたって坑道掘進する機械。火薬発破を用いないので落盤などの危険が少い。掘進部の形や掘進機構などによっていろいろの型式がある。この種の掘進機は主として中位以下の硬さの岩石中に水平坑道を掘削する目的で開発されたものであって,道路や鉄道用のトンネル工事に用いられることが多い。最近の例では英仏海峡ユーロトンネルの掘進に用いられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む