全縁葉率(読み)ぜんえんようりつ

最新 地学事典 「全縁葉率」の解説

ぜんえんようりつ
全縁葉率

percent of entire margined species

化石植物群から年平均気温を求める際に利用される比率。一つの植物群に含まれる広葉樹種全体のなかで,全縁葉(葉縁に鋸歯きよしが発達しない葉)の種類が占める割合として表される。東アジアの植生を基に,全縁葉率と年平均気温との相関関係が求められており,日本では年平均気温(℃)=0.306×全縁葉率+1.141という式が利用されている。全縁葉率の利点は,未同定の種や生態のわからない絶滅種が含まれていても,古気温の解析に影響が出ないことである。しかし,信頼度を上げるためには30種以上の広葉樹種が含まれている植物群であることが望ましく,また,堆積場付近だけでなく,周辺からの広域の植生が含まれている必要がある。全縁葉率を利用した解析はleaf margin analysis(LMAと略)と呼ばれる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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